2019/03/12

KARAJAN , Herbert von

  
Orchestra/Ensemble: Berliner Philharmoniker
Date: 1966.01&02
Time: 7:20/9:17/4:37/8:25
LD: ポリドール POLG-1037


演奏会風景というよりカラヤン&BPOが演奏するベートーヴェン/交響曲第5番の映画とみるべき。DVDには第2楽章を若手指揮者(誰だろう?)へ指導する映像がついた。

DVD: UNITEL KKDS-240

フランスの映画監督アンリ=ジョルジュ・クルーゾーと組んで5曲を撮影。
1作目はウィーン交響楽団とのシューマン/交響曲第4番。ウィーン・フィルムアトリエ(スタジオ?)での収録。全員私服。スタジオ内だが通常のコンサート配置。
2作目もウィーン交響楽団でモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番。ソロはメニューヒン。オーケストラがグルーッと馬蹄状になって指揮者とヴァイオリニストが中央にいる形をとる。カラヤンとメニューヒンの対談もあり。オーケストラや練習方法などについて語る。カラヤンのリハーサル風景は数あるがそれについての心構えってのは意外にないので大変面白い。メニューヒンが「BPOでベートーヴェンの交響曲第4番をやったとき..」と言っているがメニューヒンはかなり古くから指揮者としても活動してたのでしょうか?
フルトヴェングラーの話はなかったな。どちらかが話を振ってもよかったのに。
3作目4作目はBPOとのドヴォルザーク/交響曲第9番にベートーヴェンの交響曲第5番。
オーケストラが凹でへこんだところに指揮者。
以上4作品はどれもモノクロ。だからではないが明暗のはっきりした映像は視覚的にも引き付けてくれる。5作目はミラノ・スカラ座とのヴェルディ/レクイエム。普通の演奏会形式。
以上どれも素晴らしい。