Date: 2018.06.09L
Time:
Broadcastat

豊田市コンサートホール
第10回演奏会 ベートーヴェン・ツィクルス第3弾
プログラムは、
1 交響曲第6番 ヘ長調 「田園」
2 演奏会用アリア 「ああ、不実な人よ」 川口 聖加(S)
3 ピアノ協奏曲第4番 ト長調 川添 由梨香(P)
4 交響曲第5番 ハ短調「運命」
交響曲第5&6番のアン・デア・ウィーン劇場初演のプログラムの再現ですね (1部)。
フィルハーモニカー・ウィーン・名古屋はウィーン式管楽器をこよなく愛する中京地区のアマチュアオケ。ぱっと見30代後半がちらほら、あとは50~60代かなってとこ。でも指揮に茂木さんを持ってくるあたり精力的に活動しているほうでは。
全席自由、入場料1000円ということもあってかお客さんの入りもなかなか。公称636名の入場者数。休憩時間中に関係者?の方たちが「今日の演奏会は評判が良くて、チケットもよくさばけた。プログラムが禁断の5番6番のせいもあるかも・・」なんて会話もしていた。
楽団員が登場して、ステージ上からお客さんに (家族?友人?)に手を振ったり、指揮の茂木さんも結構ニコニコ顔でコンタクトしてたいり。和気あいあいで始まるのもプロオケのコンサートにはない雰囲気でOK。
肝心の演奏ですが、アマの域を越えていないなぁって感じ。「田園」はテンポも速めってこともあってかちょっとオケがついていかない場面も。ところが2曲目演奏会用アリアでは
あれっと思うぐらいオケがそろえてきた。しかもソロの川口聖加さんがなんとも安定した歌声(プロだから当たり前だが、CDもだしている)美声って感じではないし、声量もなさそうだが、低めで落ち着いて語りかけてくる感じ。マーラーの4番なんかいいんじゃないか?
前述のようにオケも丁寧にサポートしていた。もう1度聴きたい。
なーんだ結構実力のあるオケじゃねえかと思ったら、ピアノ協奏曲、「運命」では元に戻っちゃった。残念。
年間2.3回程度で演奏会、ベートーヴェン・ツィクルスも続くそうで、また行こっ。